シーゲーム開催中、学校は長期休暇へ

カンボジア通信 No.23/24
3月 24日

カンボジアの教育・青年・スポーツ省はこのほど、カンボジアで初めて開かれる東南アジアのスポーツ大会、第32回SEA Gamesと、第12回ASEAN Para Gamesの準備および開催期間中である4月20日から5月18日は、国内の公立・私立の教育機関すべてを休みにするように通達を出した。

SEA Gamesなど一連のスポーツの祭典は、カンボジアで5月5日から17日まで開かれる。カンボジアが主催国となるのは初めてで、フン・セン政権は国を挙げて開催準備に取り組んでいる。

同紙によると、この通達に対し、「人里離れた場所にある学校なので大会中の治安を乱すことはないが、指示に従う」といった声や、休みの期間が長すぎて子どもたちの勉強時間が減るといった懸念、授業料が高い私立学校へ子どもを通わせている保護者からの不満などが上がっているという。

一方、カンボジア日本人会などによると、政府は「カリキュラムの都合で休校できない場合は、授業をしても良い」との通達も出しており、プノンペン日本人学校とプノンペン補習授業校は、通常の授業を行う予定だという。同様に、国公立以外の教育機関については、それぞれの判断が尊重される見込みだ。


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