2024年の最低賃金、月額204ドルに

カンボジア通信 No.23/71
9月 28日


カンボジアのフン・マネット首相は9月28日、2024年1月1日からの労働者の最低賃金を月額204ドルに定めると発表した。この最低賃金は、縫製業、製靴業、旅行用品・かばん製造業に携わる労働者に適用される。

クメールタイムズ紙によると、労働者、経営者、政府の3者で構成する諮問委員会では、最終投票が実施され、月額202ドルが46票、213ドルが5票となり、202ドルが答申された。答申を受けた首相は、これに2ドルを足し合わせて月額204ドルを最終的な最低賃金とした。

カンボジアの最低賃金は、2023年は月額200ドルだった。最低賃金は毎年、諮問委員会による見直しが実施されており、コロナ禍においても毎年引き上げられてきた。また、諮問委員会が答申する金額に、首相が上乗せすることが慣例のようになっている。



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