中国の王毅外相が公式訪問 両国関係の強化で一致

中国の王毅外相は421日、カンボジアを公式訪問し、フン・マネット首相らと会談した。王毅外相はカンボジアのほか、インドネシアやパプアニューギニアも訪問。南シナ海問題をめぐりフィリピンなどと対立していることから、東南アジアや太平洋地域諸国との関係を強化する狙いがあるとみられる。

クメールタイムズ紙によると、王毅外相は3日間の公式訪問でシハモニ国王、フン・セン上院議長らとも会談した。同紙によると、中国・カンボジア両国は、互いに困難な時に協力する「鉄の友」であることを確認し、カンボジアの「ダイヤモンド・ヘキサゴン」協力枠組みを充実させることで一致した。また、中国側は、カンボジアが自国の事情に合った発展の道を選ぶことを支持するとして、カンボジア内政に対する外部からの干渉に「断固として反対する」と強調した。

一方カンボジア側は、中国の一帯一路への強いコミットメントと、台湾は中国の不可分の一部であるという認識を確認。「台湾問題を利用して中国の内政に干渉するいかなる試みにも反対する」とした。

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