タイに拘束されたカンボジア人兵士 いまだ解放されず

国境をはさんで対立を続けていたタイ・カンボジア両国政府は10月26日、マレーシアでトランプ米大統領などの立ち合いのもと、停戦協定を調印した。しかしプノンペンポスト紙によると、タイ側は国境付近で7月29日に拘束した18人のカンボジア人兵士を解放していないという。

10月の調印式では、トランプ米大統領が、「18人のカンボジア人兵士全員が解放される」と宣言し、国務省高官も「即時に解放されるはずだ」と述べたという。しかしタイ側は、「兵士の解放はカンボジアが国境から重火器を完全に撤収すること」を条件としており、解放に応じていない。

カンボジア側は、停戦協定が調印された10月26日の夜、撤退の第一段階として主力戦車を国境地域からシェムリアップへと移送した。しかしタイ側はそのプロセスは不十分であるとみているという。

原文: https://www.phnompenhpost.com/national/despite-us-pressure-thailand-yet-to-release-captured-cambodian-soldiers

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