未登録の外国人はビザ延長せず
カンボジア通信 No.20/28
2020年5月1日版
カンボジア政府入国管理局はこのほど、外国人カンボジア滞在システム(Foreigners Present in Cambodia System, FPCS)に登録をしてない外国人に対し、ビザの延長をしないことを発表した。FPCS未登録者へのビザ延長拒否は、今年7月1日から実施される。
ただ、このシステムに登録するのは外国人本人ではなく、滞在先のホテルや自宅の大家などが登録をする必要がある。在住する外国人からは、その手順や目的について「よくわからない」といった戸惑いの声も上がっている。
カンボジアでは今、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカ、イランの6か国から外国人の入国を禁じている。また、それ以外のすべての外国人に対しては、観光ビザやEビザ、到着時ビザの発行を停止している。入国を希望する場合は、渡航72時間以内に日本の保健当局などから発行された新型コロナウイルスの陰性証明、保険額5万ドル以上の保険証書を提出しなくてはならない、としている。
今回の外国人登録システムの強化が、新型コロナウイルスと関連しているかどうかは不明。FPCSの電子申請システムは昨年構築されており、これまでに約3万人が登録しているという。
[日本カンボジア協会のご入会 ]
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