シェムリアップで「対人地雷禁止条約(オタワ条約)検討会議」

カンボジアのシェムリアップで11月25日から29日まで、対人地雷禁止条約の運用について話し合う「オタワ条約第5回検討会議」が開かれた。日本を含む164カ国・地域が締結しており、今回の会議には約150カ国から700人の代表者が参加した。日本からは英利アルフィヤ外務大臣政務官が参加した。

プノンペンポスト紙によると、オタワ条約検討会議をカンボジアが主催するのは初めて。開会式でフン・マネット首相は、「冷戦時代にカンボジアが戦場となった歴史を振り返り、数百万の地雷や不発弾が残された。カンボジアはそのうち100万以上の対人地雷と300万以上の不発弾を撤去し、3000平方キロメートル以上の安全な土地を確保した」と述べた。

また、1996年にはカンボジア国内で年間4000人以上だった地雷・不発弾の被害者が、ここ10年では年間100人以下に減少していることも明かした。しかし、カンボジアにはまだ1600平方キロメートル以上の地雷・不発弾撤去が必要な土地があり、約100万人が影響を受けているという。

(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/global-summit-on-landmine-eradication-begins-in-siem-reap

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