カンボジア、4回目のワクチン接種を開始へ
カンボジア通信 No.21/92
12月 24日版
カンボジアのフン・セン首相は12月23日、12月末から始める新型コロナの4回目のワクチン接種には、オーストラリア政府か
ら寄贈されたファイザー製のものを使う、と述べた。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジアはオーストラリアから230万回分のファイザー製ワクチンを受け取ることになっている。
フン・セン首相によると、12月下旬現在、国内では人口の89%にあたる1400万人以上が2回のワクチン接種を終えたという。
一方で3回目のブースター接種については順調には進んでいない。首相は「ワクチンは国内に十分ある」として、3回目のブー
スター接種、さらに医療従事者に対する4回目の接種を迅速に進めたい考えだ。
カンボジア政府は12月23日、新たにオミクロン株による感染者が2人確認されたと発表した。国内で確認されたオミクロン
株による感染者は合計で8人になる。詳細は明らかにされていないが、全員がプノンペンの病院で治療を受けているという。