カンボジア、新規感染者の報告がゼロに 昨年2月以降初めて
カンボジア通信 No.22/34
5月8日版
カンボジアのフン・セン首相は5月7日、国内の新型コロナの新規感染者がゼロになった、と述べた。国内で大規模な感染拡大が始まった2021年2月21日以降、新規感染者の報告がゼロになったのは初めてだ。クメールタイムズ紙が伝えた。
フン・セン首相は「国民の皆さんに、昨年2月21日以来初めて、新規感染者がゼロになったとお知らせする。明日感染者が再び確認されたとしても、少なくとも1日は、私たちは感染者ゼロの日を迎えたのだ」と、述べ、感染防止や治療に取り組んだ医療関係者や軍関係者たちの労をねぎらった。
カンボジアでは、4月半ばにクメール正月の連休中に各地で多くの人出があったが、それでも感染者が増加する兆しはなく、マスクの着用義務や、ワクチン接種を条件に入国時の強制隔離も撤廃されている。