フィリピンからの渡航を禁止 インドネシアマレーシアについて3カ国目
カンボジア通信 No.20/55
2020年8月12日版
クメールタイムズ紙などによるとカンボジア保健省は、フィリピンからの渡航を8月13日以降一時的に禁止すると発表した。渡航禁止はインドネシア、マレーシアに次いで3カ国目。
カンボジア保健省は、フィリピン便で9日にカンボジアに戻った13人の中国人旅行者が、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判明したことから、渡航禁止措置をとった。保健省によると、13人の中国人旅行者は、20歳から35歳で、現在カンボジア国内で治療を受けている。同じ便に乗っていた119人の乗客は指定された場所で隔離されている。
またこのほかにも、台湾経由で米国から帰国した13歳と48歳のカンボジア人が陽性と判明した。同乗者75人も隔離されている。
以上の感染確認者を含めると、カンボジア国内で8月11日までに感染確認された人は266人。そのうち220人が回復しており、死者はいない。
カンボジア政府は現在、観光ビザや空港到着時に取得するオンアライバルビザ、eビザの発行を停止している。外国人旅行者については、出発国でPCR検査陰性証明を取得することを義務付けている。また、入国者全員にPCR検査を実施しており、検査結果が出るまでは指定のホテルなどで隔離される。
今回、カンボジア到着時のPCR検査で陽性が判明した中国人旅行者については、出発国でPCR検査していたかどうかは言及されていない。
[日本カンボジア協会のご入会 ]
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