カンポット州ボコール山を開発中ソカグループとの協議
2024年4月3,4日
弊協会は日本カンボジア両国の発展に向けて、中小企業のカンボジア進出に加えて、地方自治体の連携を
推進しております。今回は岡山県浅口市長が、特産品販路開拓のためカンボジアを訪問する運びとなりました。
カンボジアでの販路開拓を進めると同時に、浅口市が誇る食品製造技術の移転を目指します。
カンボジア有数の企業、ソカホテルで有名なソカグループが新たな事業としてカンボジア南部にあるカンポット州
ボコール山を開発中です。日本カンボジア協会(以下JCA)の一行と岡山県浅口市は、ソカグループに招待いただき
視察で訪れました。
浅口市は牡蠣の養殖が盛んな産地であり、同じくカンポット州が牡蠣の産地であることから養殖場を見学しました。
その後、カンポット州の景勝地ボコール山にある1925年開業の老舗ホテル「ル・ボコール・パレス」へ移動。
風光明媚な美しさと魅力的な歴史で知られるカンボジアの人気観光地ボコール山は、海抜1,075メートルの高地に
あるため、気温は年間通じて17~24度と涼しく大変過ごしやすいリゾート地です。
ソカ・ホテルズ・グループが2018年に再建し、フランス植民地時代の室内設計を再現したこだわりの内装が特徴です。夕食会ではソク・クン会長が、JCA高橋会長や浅口市長らと懇談し食品製造技術等に関して意見を交わしました。
翌日は、開発中のボコール山を視察。現地企業も合流し有機農園の野菜やイチゴなどの栽培方法について説明を受けました。その他にも住宅や商業施設なども開発が進んでいました。また、4年後に完成を予定している高さ108メートルの巨大仏像建設現場も訪れましたが、完成すれば世界で最も大きな仏像の一つになるそうです。
最後の最後まで前向きな意見交換が行われ、浅口市長も、大変有意義な視察であった、機会があれば浅口市にもぜひお越しください、歓迎いたしますとソク・クン会長にお礼を伝えカンボジアを後にしました。
JCAは、引き続き日本とカンボジアにおける地方自治体の連携をサポートしてまいります。