フン・セン首相、新型コロナ対策で米国の協力を求める

カンボジア通信 No.21/80
2021年10月28日版
 

カンボジアのフン・セン首相は10月26日、オンラインで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)と米国との首脳会談で、「ASEANの新型コロナ対策に米国の継続的な支援を求めたい」と述べた。プノンぺンポスト紙が報じた。
フン・セン首相は、「カンボジア政府とカンボジア国民を代表して、わが国に対する米国からのワクチンや医療機器の寄贈と援助に心から感謝する。そのうえで、米国がこれからも引き続きASEANの新型コロナ対策について必要なすべての支援を続けていただけるようお願いしたい」と、語った。首相は、ASEANと米国のパートナーシップは両者の経済、貿易、投資関係を強化するために重要なものである、とも述べた。
米国政府の報道発表によると、これに対し米国のバイデン大統領は、米国がASEANとの関係強化に取り組んでいくことを確認し、ASEANや他の同盟国、パートナーとともに、国際社会の秩序に対する脅威を排除し、自由で開かれたインド・太平洋地域を促進することに努める、と述べた。
またバイデン大統領は、ミャンマーにおける軍部のクーデターと暴力に対し深い懸念を表明し、ミャンマー国軍に対し即刻暴力を停止し、正当な理由なく拘束された人々を釈放し、民主主義への道を回復するように求めたという。
カンボジアは2022年にASEAN議長国を務める。新型コロナに加え、ミャンマー問題、南シナ海領有権問題など課題は山積しており、ASEAN内で最も中国に近いといわれるカンボジアの議長国としての采配が注目されている。

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