カンボジア政府、歴史的建造物の解体を原則禁止

カンボジア通信 No.21/77
2021年10月19 日版

クメールタイムズ紙によると、カンボジア政府は10月半ば、歴史的建造物や伝統的な家屋、寺院などの解体を原則禁止する通達を出した。
 通達はフン・セン首相の指示により、フレンチコロニアルの建造物や木造の伝統家屋、築100年余りの寺院などは、「観光資源の開発にも寄与する」として、解体を禁じている。また、そうした建造物の修理や改造、解体する際には、文化省の許可が必要だとしている。
 同紙によると、これについてカンダル州知事は「カンダル州内には500余りの古い寺院や建物があるが、それらは保護されている」と、している。また、コンポンスプー州知事は、「古い建物を守るというフン・セン首相の決断に感謝をする。これは次世代への責任だと思っている」と、話した。
 カンボジア国内には、フレンチコロニアルの建物や、築100年以上の木造家屋が多く残っているが、主に都市部で、オフィスビルやコンドミニアムの建設が増え、古い家屋は取り壊される傾向にある。歴史ある建物も維持管理されずに廃屋のようになっていることが多く、たびたび問題になっていた。





メニューを閉じる