略奪されたクメール文化財74点が「帰還」
英国人の美術商ダグラス・ラッチフォード氏が略奪して所有していたとされる74点のクメール文化遺産が、カンボジアに返還された。近年では最大規模の略奪文化財の返還事例になるという。プノンペンポスト紙などが報じた。
カンボジア文化芸術省は2月27日、文化財は、同省とラッチフォード家の間で2020年に締結された合意に基づき返還されたと発表。
同省は、「これらの美術品は、アンコール王朝以前の時代から全盛期に至るまでの作品で、素晴らしい技法で制作された砂岩や金属の彫刻、儀式のための用具などが含まれる。特に重要な作品として、9世紀前半(ジャヤーバルマン2世治世下)の初期アンコール時代の砂岩彫刻2点が挙げられる」と説明した。