シェムリアップのロイヤルレジデンスで火災

カンボジア通信 No.23/19
3月 13日

カンボジア北西部シェムリアップ市内にある王室の別邸「ロイヤルレジデンス」で3月12日午後10時過ぎ、火災が発生し、建物の一部を焼失した。負傷者はいなかった。プノンペンポスト紙などによると、原因は電気系統の不具合の可能性があるという。クメールタイムズ紙によると、別邸にある2棟のうち国王の執務室が全焼したという。同紙は「炎の高さは9メートルに及び、鎮火まで2時間以上がかかった」としている。

ロイヤルレジデンスは1900年初めに建造された。故ノロドム・シハヌーク前国王が、最初の在位期間である1941年から1955年まで、そしてその後1993年から2004年まで使用した。

王宮省はこの火災について、「電気系統の故障によるものである。この不幸な出来事を深く悲しんでいる」との声明を出した。また、ティー・セイハ州知事は「州内でもっとも神聖な場所の一つである王宮の建物を焼失した恐ろしい火災を遺憾に思う」と、している。

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