カンボジア、入国時のPCR検査など撤廃 東南アジアで初めて

カンボジア通信 No.22/20
3月17日版

カンボジア保健省は3月17日、ワクチン接種者について、カンボジアに入国する際に義務付けていたPCR検査による新型コロナ陰性証明の提出と、カンボジア到着時の抗原検査の実施を撤廃することを発表した。同日より実施されている。また、到着時にビザを取得するアライバルビザについても発行を再開した。 

在カンボジア日本国大使館が17日付けで在留邦人に公表した内容によると、PCR検査による陰性証明や到着時の抗原検査について不要とされてはいるが、カンボジア保健省は「到着時の抗原検査を推奨する」としている。

 また、この「すべての渡航者は入国時にワクチン接種証明書を提示しなければらない」としており、ワクチン接種を終えていない渡航者については、保健省などが指定する施設での2週間の隔離を義務付けられるという。

 クメールタイムズ紙によると、ワクチン接種者を対象としたPCR検査および抗原検査の撤廃は、東南アジア諸国では初めて。フン・セン首相はこの措置について、「カンボジアが新型コロナと共存しながらも前進するために必要な措置であり、検査の撤廃は医療経費の負担軽減にもつながる」と、話した。

 カンボジア国内では3月半ばまでに13000件のオミクロン株による感染が報告されているが、死者数は32人にとどまっている。フン・セン首相は「オミクロン株は感染力が強いが死亡率は低い」としており、今回の制限緩和措置にもその考え方が反映しているとみられる。また、クメールタイムズ紙によると、国内でワクチンの基礎接種を終わらせた人は全人口の9割を超えている。


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