カンボジアの外国人来訪者、
1~9月で前年比7割減

カンボジア通信 No.20/75
  2020年 10月 30日版

カンボジア観光省によると、今年1月から9月までに同国を訪れた外国人客は約125万人で、前年同期より74%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響している。

 観光省によると、今年1月から9月までの間にカンボジアを訪れた外国人客は124万7680人。前年同期比で74.1%減少した。また、今年1月から9月に国内を移動した旅行者は728万4409人で、これも前年同期比で51.9%下落した。

 カンボジアは10月30日から水祭りの連休に入った。水祭りは、雨季が終わり、乾季になったことを祝う祭りで、このころを境に全国的にさわやかな観光シーズンとなる。今年は新型コロナウイルス感染予防の観点から、全国からプノンペンに人が集まるボートレースなどのイベントは中止となった。それでも多くの人が移動しており、国内旅行の需要増が期待されている。

 しかしそれも、全国的な洪水や、新型コロナの深刻な打撃を埋め合わせるほどの経済効果はなく、観光省は2020年の国内の旅行客は、年間900万人にとどまり、前年比で20%の落ち込みとなると予測している。年間の外国人訪問客数も132万人にとどまり、前年比80%減と見込んでいる。

 


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