農業への一層の支援を約束 WFPの新代表
カンボジア通信 No.20/66
2020年9月30日版
国連の世界食糧計画(WFP)の新しいカンボジア代表であるクレア・コナン氏は9月29日、ベン・サコン農水大臣を表敬訪問し、カンボジアの農業セクターの開発に支援を続けると話した。
クメールタイムズの報道によると、WFP側は、小規模農家や付加価値の高い食品加工業などを中心に支援をしたい、としている。援助により、収穫後損失や災害、気候変動の影響をできるだけ小さくし、農村地帯に雇用を生み出し、収入を増やすことを目標としているという。
ベン・サコン大臣は、WFPの支援計画を歓迎し、カンボジア政府としても、農家の技術支援やトレーニングなどを通して新しい技術を活用する創造的で現代的な農業の実現を目指す、と話した。
新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、世界的な不況が予測されるなか、国内の農業や漁業はカンボジア経済を支える重要な柱のひとつとして注目されている。フン・セン首相は、農水省に対し、国内の農林水産業の育成に取り組むよう指示。なかでも農産品の主力輸出品であるコメや、農家の副業としても注目される魚の養殖業について重視している。
[日本カンボジア協会のご入会 ]
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