クメール正月、今年は暦通り4月に実施

カンボジア通信 No.21/9
  2021年 2月 3日版  

カンボジアのフン・セン首相は今年のクメール正月について、暦通りに4月に実施することを発表した。クメール正月は、4月14日、15日、16日の3日間。2020年は、新型コロナの感染拡大を受けて、国民の移動を制限するために平日となり、正月は8月に延期された。

 クメールタイムズ紙によるとフン・セン首相は、「昨年は、12万人もの移民労働者がタイからカンボジアに帰国し、同時に多くの人がプノンペンから故郷に移動する事態となることを避けるために、連休を延期した。今年はクメール正月を延期することはしない。なぜなら、私たちは感染を抑制しており、タイ国境での防疫策も講じたからだ」と、述べた。

 一方でフン・セン首相は、すべての国民に「ニューノーマル」の考え方に沿った生活をするように呼びかけ、ソーシャルディスタンシングや衛生に気を配ることを求めている。

 2月2日までのカンボジア国内で確認された新型コロナ感染者は累計466人で、死者はいない。カンボジア人が338人で、そのほかは外国人となっている。日本人2人も含まれている。 



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