最低賃金、労働者側は14ドルの引き上げを要求

カンボジア政府と労使の代表が参加する2025年の最低賃金をめぐる諮問会議が96日に開始される。プノンペンポスト紙によると、労働者側は14ドルの引き上げを求め、雇用者側は1ドルの引き上げを提案した。

最低賃金は、縫製業、製靴業、旅行用品製造業の労働者に適用される。毎年、政府と労使による諮問委員会がそれぞれの要求を一本化し、首相に答申。これまでは首相がさらに上乗せして採取決定引き上げ額としている。報道によると、労働者側の要求はインフレにより生活費の負担が大きくなっていることが背景にあるという。一方雇用者側は、生産性の水準や経済状況を反映しているという。

ヘン・サワー労働相はプノンペンポスト紙に対し、「要求額に差はあるが、双方とも賃上げには合意しているということだ。また、労働者側の意見が分裂した昨年とは異なり、単一の数字を提案することができている点は昨年からの前進だ」と述べている。


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