暑さで森の水源が枯渇、ゾウが村の農作物を荒らす 

カンボジアのモンドルキリ州で、野生のゾウが農作物を荒らしたり、人を襲ったりする事件が相次いでいる。クメールタイムズ紙が報じた。

同紙によると421日、ゾウがモンドルキリ州内の森から村にやってきて畑の作物を荒らしたり、ココナツを食べ、ドリアンの木を押し倒したりする様子がビデオに収められ、ソーシャルメディアで拡散された。

カンボジアは現在、一年で最も暑い乾期を迎えており、水源が枯渇している。同紙は「暑さのため、野生動物が水を求めて本来の生息地の外に出てしまった」と、解説。さらに、乾期で植物も枯れ、ゾウはエサを求めて村に来ざるを得ない、という。同紙によると村の住民は、「動物が生息できるよう森林資源を守って欲しい」と語った。

また、414日にもモンドルキリ州の森で、タケノコを採っていた女性がゾウに襲われて死亡したという。当局は、「森で食料を探す時には、生息地に立ち入らないように」との注意をしたという。



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