日本企業にカンボジアへの投資を呼びかけ 商工会議所
カンボジア商工会議所会頭でASEANビジネス諮問評議会議長のキット・メン氏は7月24日、プノンペンで開催された「カンボジア・ン本共創ネットワーキングシンポジウム」で講演し、日本企業に対し、急成長を続けるカンボジア経済への投資を呼びかけた。
カンボジアと日本との2024年の貿易総額は約27億ドルであり、2025年第1四半期には前年同期比29.5%増の6.56億ドルに達した。投資も活発で、2024年には約90社の日本企業がカンボジアへの投資を登録し、累計投資額は約29億ドルにのぼった。これは前年比2割増だという。
カンボジア政府は2030年に中所得国、2050年に高所得国の地位を目指し、炭素中立を含む持続可能な成長戦略を推進している。メン氏は、日本の技術は、農業や廃棄物エネルギー転換などの分野で重要であり、両国の連携によって投資環境やイノベーションがさらに強化される、と述べた。