地雷なき世界に 2024年、オタワ条約会議をカンボジアで開催へ

カンボジア通信 No.23/83
11 月16日

対人地雷禁止条約(オタワ条約)の運用検討第5回会議が2024年11月にカンボジアのシェムリアップで開かれることがわかった。カンボジア政府によると、会議には世界から約200カ国の代表が出席するという。

カンボジアでは、1970年以降、20年近く続いた紛争や内戦により、広大な土地が地雷に汚染された。カンボジア政府は、地雷対策センター(CMAC)を中心に国際社会の支援を受けながら地雷除去に取り組んでいる。

現在では、国内での活動のほか、その蓄積された技術や経験を活かし、他の地雷汚染国への技術協力も行っている。2011年にはプノンペンで、オタワ条約第11回締約国会議が開催された。

オタワ条約は、対人地雷の使用、開発、生産、貯蔵、保有、移譲などを禁止するもので、1999年に発効。締約国は2020年12月現在で164カ国にのぼる。カンボジアは1999年に加盟した。

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