中国大使、米国に対抗するため関係強化を

駐カンボジア中国大使の汪文斌氏は4月19日、習近平・中国国家主席のカンボジア公式訪問後にプノンペンの中国大使館で記者会見を開き、米国との間の「貿易戦争」が新興国に与える負の影響を強調し、カンボジアと中国との協力強化が不可欠である、との見方を示した。

米国のトランプ大統領は4月9日、中国製品に対する関税を145%に引き上げた。また、カンボジア製品に対しては49%の関税を課したが、カンボジア政府は米国との対話を開始しており、関税引き上げについては90日間の猶予措置がとられた。

汪大使は「米国の関税の乱用は、他国だけでなく自身にも害を及ぼす。すべての国々、特にグローバルサウス諸国の主権と開発をめぐる権利、または国際経済システムに深刻な負の影響をもたらすだろう」と、述べた。そのうえで、中国はカンボジアの最大の貿易相手国、最大の投資国、また最大の開発パートナーである、として「カンボジアの経済成長を支援し続ける決意だ」と述べた。

(参考:https://www.khmertimeskh.com/501672769/china-cambodia-cooperation-vital-amid-us-trade-war-says-envoy/

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