中国の電気自動車メーカー、BYDがカンボジアで製造へ

カンボジアのフン・マネット首相は627日、中国の電気自動車メーカー「BYD」が近い将来、カンボジアに製造工場を建設する予定であることを明かした。BYDは、電気自動車の世界的な販売台数で米国のテスラに並ぶメーカー。

プノンペンポスト紙によると、首相は「この投資がカンボジアの製造業の多様化に資する」と強調した。また、中国の大手企業の進出により、カンボジアの中小企業が世界のサプライチェーンに統合されることへの期待を示した。建設の時期などについては報じられていない。

また、同紙は専門家の分析として、大手企業の進出により、カンボジア人労働者の技術力が上がることや賃金の引上げなどが期待できるとした。また、消費者にとっては、手頃な価格の電気自動車が入手可能になるだろう、としている。

同紙によるとBYD側は、カンボジアの人口が若く、生産性が高く、メコン川流域に供給する電気自動車の製造に貢献する能力がある、と期待を寄せているという。

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