中国、カンボジアの不発弾処理に年間440万ドル

カンボジア地雷対策センター(CMAC)のヘン・ラタナ所長は、中国政府がCMACの活動を支援するために今年、440万ドルを援助する予定であることを明かした。クメールタイムズ紙が3月29日付けで報じた。

 

同紙によると、この援助は3月から2026年2月まで続く3年間の事業で、補助金の総額は1320万ドルにのぼるという。ヘン・ラタナ所長は「この援助はカンボジアの地雷対策計画の目標実現に大きな後押しになる」と述べた。また、CMACの今年の活動計画として、コンポントム、シェムリアップ、プレアビヒア各州の3400ヘクタール以上の地雷・不発弾除去を行いたいとしている。

 

同紙によると、カンボジアは1992年から2023年までの約30年間に、3024平方キロメートルの土地で地雷と不発弾を撤去した。除去された土地は76%が農地に、19%が住宅などになっており、1100万人以上が恩恵をうけてきた、という。


Related Articles

メニューを閉じる