フン・マネット首相、岸田首相と会談

カンボジア通信 No.23/66
9月 9日

カンボジアのフン・マネット首相は9月7日、訪問先のインドネシアで岸田文雄首相と二国間会談を行った。クメールタイムズ紙が報じた。会談は約30分間で、両国の関係強化について意見交換をした。

 

同紙や日本外務省の発表によると、岸田首相は冒頭、フン・マネット首相の就任に対し祝意を伝え、カンボジアとの「包括的戦略的パートナーシップ」を強化し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のために連携していきたい、と述べた。

 

具体的には、フン・マネット首相から、安全保障協力の強化として、カンボジア陸軍のみならず、海軍との間でも協力を発展させたい、との意向が伝えられた。また、岸田首相からは、デジタル分野での日本の技術協力を申し出た。さらに岸田首相は、「健全な民主主義社会の構築」のために、国民が多様な意見を表明できる環境を重視し、カンボジアの民主的発展を後押ししたい、と述べたという。

 

国際情勢については、ウクライナ情勢について直接の言及はなかったものの、「核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応や国連安保理改革」などに一層緊密に連携していくことで一致した、としている。

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