スーダン在住のカンボジア人学生6人、安全に退避

カンボジア通信 No.23/30
4月  27日

アフリカで3番目に大きい国であるスーダンで、4月半ばから2つの軍事組織による政権争いが激しくなっている。日本を含む諸外国は、スーダン在住の自国民を退避させている。

クメールタイムズ紙によると、スーダンには6人のカンボジア人学生が在住しているが、フン・セン首相は4月27日、6人全員が安全にサウジアラビアに退避したことを明らかにした。

同紙によるとフン・セン首相は、6人がマレーシア政府の協力によって退避したことを明かし、「深く感謝する」と、述べた。6人は、ハルツーム大学の学生。4月15日に武力衝突が発生した後、同大学は国際生をすべて一つのキャンパスに集めたという。そのうえで、在カイロのカンボジア大使館が、マレーシア大使館と連絡を取り合いながら学生たちの救出に取り組んだという。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、スーダンでは戦闘により、500人以上が死亡、4000人以上が負傷しているという。スーダン保健省の集計に基づく数字だが、実際の死傷者はもっと多いものとみられている。

 

Related Articles

メニューを閉じる