カンボジア国内で400~600頭のアジアゾウを確認

カンボジア通信 No.23/43
6月 15日

国際自然保護連合(IUCN)によると、「絶滅のおそれのある野生生物リスト」に掲載されているアジアゾウが、カンボジア国内の森林で400~600頭確認された。クメールタイムズが報じた。

 

同紙によるとカンボジア政府環境省は、IUCNの調査とともに、森林内で撮影したアジアゾウの画像を発表した。写真には、ゾウの群れの中に赤ちゃんゾウも写っており、保護区内でゾウが繁殖していることを示している、としている。

 

野生のゾウの多くは、カルダモン山脈、トンレサップの北部台地、モンドルキリ州やラタナキリ州の高地に生息している。これらの地域は生物多様性に富み、野生の生物の生息に適した傾斜地が多くある。

 

同紙によるとカンボジア政府は、2020年から2029年までの「アジアゾウ保護行動計画」を採択し、積極的にアジアゾウの保護に取り組んでいるという。



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