カンボジア、16,000人に新型コロナワクチンを接種

カンボジア通信 No.21/16
2021年 2月27日版

カンボジア保健省によると、2月10日から2月27日までに同国内で16,000人以上の人が、新型コロナのワクチンを接種した。クメールタイムズ紙が報じた。

同省によると、これまでにワクチンを接種されたのは16,390人。このうち4,973人が女性だ。カンボジア政府は、保健医療関係者、国防関係者、ジャーナリストらを優先して接種している。また、カンボジア在住の外国人にも無料でワクチン接種をすると発表しているが、日程や条件など詳細は明らかになっていない。

カンボジア国内では2月20日に、プノンペンで、同国3回目となる市中感染が確認された。以降、27日までに262人の陽性が確認された。プノンペン都内のホテルで隔離されていた中国人4人が、警備員にわいろを渡して脱出。そのうち2人が陽性と判明したことから、接触者の追跡が行われた。保健省は、感染者が確認された建物やコンドミニアムを封鎖する措置をとっており、その地点は27日までに77カ所に及んでいる。

また、シアヌークビルでも、中国に帰国しようとした中国人が陽性と診断され、その後感染が広がっていることが分かった。シアヌークビルでも7カ所のホテルなどが封鎖された。


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