カンボジア、オミクロン株新規感染者が500人を超える
カンボジア通信 No.22/11
2月14日版
カンボジア国内でも新型コロナのオミクロン株による新規感染が急増している。クメールタイムズ紙によると、2月14日の新規感染者数は512人で、すべてがオミクロン株による感染だという。
同紙によると、512人のうち496人は市中感染、16人が輸入症例だという。オミクロン株による感染者数の累計は3514人で、そのうち2876人が市中感染、638人が輸入症例だ。
プノンペンのクメール・ソビエト友好病院では、PCR検査を受ける人が長い列を作っているという。同紙の取材に対し、病院関係者は「検査は一日300人に限定しているが、そのうち100人以上が陽性判定を受け、さらにオミクロン株かどうかの検査を受けている。中華正月の後に、感染者が急増している」と、話した。
カンボジア政府は感染の急拡大を抑制するために、ワクチンのブースター接種を呼びかけているが、2月半ば現在でブースター接種を受けた人は約600万人、人口の約38%にとどまっている。