フン・セン首相辞任を発表 8月22日に長男フン・マネット氏が首相就任

カンボジア通信 No.23/55
7月 26日

クメールタイムズ紙によると、カンボジアのフン・セン首相は7月26日午後、テレビで演説を行い、首相を辞任し、長男のフン・マネット氏に首相の座を引き継ぐ意向を明らかにした。同紙は、フン・マネット氏は8月22日に首相に就任する、と報じた。

フン・セン首相は演説の中で、「1985年1月14日に首相に就いて以来、8月22日までの14,099日、あるいは2014週、463カ月、つまり38年と7カ月と8日間を首相として過ごした」と述べ、さらに自身の辞任は、発展の基礎となる長期的な安定を産み出すためのものだ、と語った。

また、次期首相のフン・マネット氏の仕事には関与しない、と述べた。長男への「世襲」については、「私の息子は、法的に適切な手順を踏むことなくこの役割を引き継ぐものではない。彼は選挙に立候補しており、民主主義の制度にのっとっている」と強調した。

首相は辞任後、与党の党首や議員は続けるという。

フン・マネット氏は1977年10月20日、コンポンチャム州(現在はトゥボンクモン州)で生まれた。家族は妻と娘2人、息子1人。立候補前は、陸軍司令官を務めていた。



Related Articles

メニューを閉じる