カンボジア、エネルギー消費の62%がクリーンエネルギー

カンボジア通信 No.23/85
11 月22日

カンボジア鉱業エネルギー省のケオ・ラタナック大臣によると、国内エネルギーの総消費量のうち、再生可能エネルギーまたはクリーンエネルギーが62%を占めるという。クメールタイムズ紙が報じた。

同紙によると、「再生エネルギー」とは、水力発電、太陽エネルギー、バイオマスエネルギーなどを指す。東南アジア諸国連合(ASEAN)では、加盟国が2030年までに再生可能エネルギーの割合を35%にすることで合意している。ケオ・ラタナック大臣は「カンボジアの場合、2022年の時点で、すでに62%以上のクリーンエネルギーを使用している」としたうえで、そのうち40%は水力発電、10%は太陽エネルギー発電、残りはバイオマス発電などによることを明らかにした。

また、カンボジアは現在、年間4000メガワットのエネルギー生産が可能だが、年間の総消費量は2400メガワットであるため、将来的に他国への輸出も検討しているという。また、2022年時点で、カンボジアの全村のうち98.27%が電気を使用できるようになったことも明らかにした。

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