カンボジア、エイズ治療率の目標を達成
国連エイズ合同計画(UNAIDS)はこのほど、公衆衛生の脅威となるエイズを撲滅するために各国が設定した目標について、カンボジアを含むアジアの数カ国が達成した、と発表した。クメールタイムズなどが報じた。
同紙によると、UNAIDSのアジア太平洋・東欧・中央アジア地域ディレクターは、2023年にカンボジア、ネパール、ニュージーランド、タイで治療率が80%を超えたと述べた。また、マレーシア、モルジブ、スリランカ、タイでは「母子感染ゼロ」が確認された、と述べた。
カンボジアについては、2010年から2023年にかけて新規感染者が46%減少したという。その内訳は特徴的で、15歳以上の女性の新規感染者が76%減少し、15歳以上の男性の新規感染者が6%増えたという。このことから、「カンボジアにおけるエイズの流行は、人口の特定グループに集中している」と分析した。