「食の外交」に熱視線
カンボジア通信 No.23/31
4月 28日
カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣は、カンボジアの商業、文化、観光、輸出を促進するためのソフトパワーとして、「食の外交」を活用することができる、と語った。クメールタイムズ紙が報じた。外務国際協力省は昨年5月、クメール料理を通じた食の外交を推進する「アンコール・キッチン」を立ち上げている。
同紙によると、ソコン外相は、政府高官、在外公館の外交官、カンボジアホテル協会、カンボジアレストラン協会の代表者が参加した会合で、経済外交戦略2021―2023の実施に向けた各セクターの協力について語った際に、食の外交に触れたという。
「食の外交」とは、ソフトパワーとしてカンボジアの食文化を国際的に広めることで、ソコン外相は、「食の外交を活用する構想は、国の誇りを守ることにつながる。そのためにはクメール料理の味や食材を高い水準で保ち、官民協力することが必要だ」と、述べた。