改造トゥクトゥクの取り締まり始まる プノンペン・ダウンペン地区

カンボジア通信 No.21/82
2021年11月9日版


プノンペンの中心部にあるダウンペン地区で、改造したトゥクトゥクの取り締まりが始まった。プノンペンポスト紙が伝えた。
 カンボジア国内では、バイクに荷台をつけたトゥクトゥクが市民の交通手段として走っている。トゥクトゥクは、もともと荷台に座席を置いたバイクタクシーだが、改造して荷物を大量に載せられるようにしたものなども走っている。
 同紙によるとダウンペン地区の関係者は、事故を防ぐために、安全性に問題のある改造トゥクトゥクを取り締まり、11月3日には72台を押収したという。トゥクトゥクを取り戻すために、運転手は、当局からの指示に従うことを約束し署名しなくてはならない。
 また同紙は関係当局が、「荷物を運んでいるトゥクトゥクは小型トラックやバンなどに変えるべきだし、屋台としてものを売っている人は、郊外の方が客がいると思う」と話していたという。現在はまだ罰則はなく、問題のあるトゥクトゥクを押収し、運転手(所有者)を教育することまでにとどめているが、同じことを繰り返されれば罰則ができるかもしれない、とのことだ。さらに、ダウンペン地区はカンボジアの経済活動やプノンペンの観光スポットの中心地として国際的な来訪者を迎え入れる場所であり、都市の美化に努めている、としている。



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