ウクライナ外相、「ロシアからの会談要請はなかった」

カンボジア通信 No.22/81
11月   12日

ウクライナのクレバ外相は11月12日、訪問先のカンボジア・プノンペンで記者会見をし、ASEAN関連会議に参加するため同国を訪れているラブロフ外相からは会談の要請はなかった、と語った。プノンペンポスト紙が報じた。

 ウクライナのクレバ外相は、ASEAN友好条約への調印のためにカンボジアを訪れている。記者会見でクレバ外相は、「もしラブロフ外相から会談の申し入れがあれば、現在の状況を良く考慮したうえで、検討しただろう」と、述べた。

 同紙によるとクレバ外相は、ロシアに対し、世界の食料安全保障のため、食料と穀物のウクライナからの輸出に協力するよう呼び掛け、世界の多くの人々を飢餓から救うために、制限なしに穀物やヒマワリ油などの農作物を輸出できるようにしてほしい、とい訴えた。そして、ASEAN諸国に対しても協力を求めた。

 ロシアのラブロフ外相はASEAN・ロシア会合と東アジアサミットに出席するため、11月12日の朝にプノンペンに到着した。




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