各地への航空便、再開の動き

カンボジア通信 No.22/94
12月 28日

新型コロナの感染拡大とともに運休していた航空便が、カンボジアでも次々に再開している。深刻な打撃を受けた貿易や観光業の回復が期待されている。クメールタイムズ紙が12月28日付けの記事で報じた。

 同紙によると、カンボジア国内の3つの交際空港では現在、11カ国24カ所へのフライトが再開している。空港関係者は「まだコロナ禍以前と同じレベルには回復していないが、特にプノンペン国際空港において多くのフライトが今後も再開を予定している」と、語る。

 なかでも再開が期待されるのが、全日空の日本直行便だ。同紙によると、トン・コン観光相が11月29日、離任する三上正裕大使と会談した際にも、日本直行便の再開について話し合ったという。また、カンボジア側は、ベトナム・ダナンへの直行便についても再開を要望。同紙によれば、インドや東ティモールとの間のフライト就航も模索しているという。

 カンボジアの空港関係者は、「航空業界にとって最悪の時期は脱した」とみており、2023年には、さらに各国の行動制限や入国制限が緩和あるいは撤廃され、観光やビジネスでの往来が活発になるものと見込んでいる。



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