労働組合が「クメール正月の延期を」

カンボジア通信 No.21/20
  2021年 3月19日版

カンボジア労働組合連合(NTUC)は3月18日、4月14日から始まるクメール正月の連休をキャンセルするよう求める文書を、カンボジア労働職業訓練省に提出した。国内で新型コロナ感染が拡大しているため、との理由だ。

 クメールタイムズ紙によると、労組連合のファー・サリー代表は、「2・20市中感染により、感染者数が急増している。多くの人が保健省の感染予防策に従っておらず、状況が悪化している」と、指摘。連休を返上することで、感染拡大阻止に役立つのではないか、としている。

 要望書を受け取った労働職業訓練省側は、「全体的な状況を勘案し、保健省とも相談のうえ、政府に提出するかどうかを決める」と、している。

カンボジア政府は昨年、新型コロナの感染拡大を予防するため、多くの人が出身地などへ帰るクメール正月の連休を返上して通常勤務日とし、8月に代休を設けた。報道によるとフン・セン首相は2月初旬の時点で、「今年は正月の連休を返上しない」と述べているが、その後の市中感染を受けてどのように対応するかはまだ公言していない。

 カンボジア国内では2月20日以降、プノンペンを中心とした市中感染が発生。3月18日までの市中感染による陽性者はプノンペンと9州に広がり、その数は合計で1025人となった。地域別では、プノンペンが619人で最も多く、続いてベトナム国境のカジノ街でクラスター感染が発生したカンダル州で204人、シアヌークビルで136人となっている。クラスター感染の発生地域は行政当局により封鎖されており、経済活動や通行が制限されている。




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