カンボジア国内、8日連続で新規感染者ゼロ
保健省は「油断をしないで」

カンボジア通信 No.20/26
  2020年4月21日版 

カンボジア保健省によると、国内の新たな新型コロナウイルス感染者は4月20日現在、8日連続で確認されていない。これまでの感染確認者数は122人で、同日までに回復した人は107人だという。しかし同省は、「世界で感染拡大が続いている以上、われわれが安全だという保証はない。油断を市内で欲しい」と、している。

クメールタイムズ紙によると、20日に記者会見したマム・ブンヘン保健大臣は、多くの移民労働者がタイから帰国したことなどもあり、国内で感染が広がる危険性はいまだ高いとの認識を示した。大臣によると、カンボジアには、約90,000人の移民労働者がタイから帰国しており、現在健康状態を観察しているという。今のところ、帰国者の中から感染者は確認されていない。これまでに感染が疑われていた410人の移民労働者について感染の有無を検査したが、全員陰性だったという。

また、保健省幹部は記者会見で、新型コロナウイルス対策関連で、450万ドルの予算をかくほしていること、これとは別に1300万ドル以上の寄付金で資金調達をしていることを明かした。さらに政府は3000万ドルの予算も確保しているという。

カンボジア政府は、3月半ばから全国の教育機関を休校とし、映画館やカラオケ、バーなど娯楽施設も相次いで休業とした。さらに4月13日から16日までのクメール正月の連休を「延期」とし、平日とした。プノンペンに住む人たちが、地方に大移動するのを防ぐための措置で、同時に州をまたぐ移動を禁じた。それでも休暇をとって地方に帰ったプノンペンの工場ワーカーらには、14日間の自主隔離期間を設け、健康状態を観察している。

また、水際対策としては、フランス、米国など5か国からの外国人の入国を禁止。そのほかの国の外国人でも、新型コロナウイルスの陰性証明書類などの提出を求め、感染者がカンボジアに入国しないよう阻止している。

ただ、「新規感染確認者ゼロ」の状態が続き、国民の警戒心は緩みがち。外出者や交通量は増えているという。カンボジア政府は19日、教育機関の休校措置を「当面の間延長する」として警戒心を解いていないが、人々の社会活動量は増えており、感染爆発の危険性はまだ残っている。

 

 

 

 



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