アンコール遺跡への観光客が4割減
新型コロナウイルス感染の影響で

カンボジア通信 No.20/12
  2020年3月2日版  

クメールタイムズ紙が引用した新華社通信電によると、カンボジア最大の観光地であるアンコール遺跡群への外国人観光客が今年1、2月の2か月間で、前年同期より37%減少したことが分かった。新型コロナウイルスによる感染拡大が影響しているとみられる。

 同紙によると、今年1月、2月のアンコール遺跡群への外国人観光客数は341,494人。2019年の1,2月の合計と比べて37%落ち込んだ。遺跡群への観光客で最も多いのは中国人だったが、この期間に訪れたのは全体の2%に過ぎないという。

 遺跡群への入場券の売り上げは、この2か月で1,620万米ドルだったが、これも前年同期比で約35%の落ち込みだという。

 カンボジアのフン・セン首相は2月末、旅行者を増やすための措置として、アンコール遺跡群への入場券について、1日券(37ドル)を買えば2日間利用可能に、3日券(62ドル)を買えば5日間利用可能に、7日券(72ドル)は10日間利用可能にする。また、観光客減により仕事を失った観光業セクターの労働者に対しては、職業訓練をして転職可能な状態にすることを関係省に指示しているという。

 カンボジアでは、新型コロナウイルスの感染が確認されたのはシアヌークビルを訪れた中国人男性1人で、その後は確認されていない。最も深刻な打撃が懸念されるのは、観光業のほか、原料の多くを中国から輸入している縫製業で、原料のストックが底をつく工場もあり、従業員の解雇や自宅待機が予想される企業もあるという。

 

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