カンボジアの人口増加率、世界平均を上回る

カンボジア通信 No.22/49
7月11日版 


カンボジアのフン・セン首相は7月10日、11日の世界人口デーを祝うメッセージを公表した。プノンペンポスト紙によるとその中で、カンボジアの人口増加率が、世界の人口増加率を上回っていることを明らかにした。

 国連によると、全世界の人口は毎年約1%ずつ増加しており、今年11月には80億人に達する見込みだという。一方カンボジアは、2008年から2019年の間、毎年1.4%増加している。カンボジアの人口は、2008年の国勢調査では1,340万人。2019年では1,560万人になった。人口の36%が、20歳から36歳という「若い国」でもある。

 首相のメッセージは人口増について、「カンボジア国内での新生児死亡率が、2008年の10万人当たり410人から2019年には141人に減少していることが一つの要因だ」と、している。また、カンボジアの平均寿命も年々伸びており、1998年には男性54歳、女性58歳だったが、2008年にはそれぞれ61歳と64歳になり、2019年には74.3歳と76.8歳になった。首相は「これは、政府と協力機関が公衆衛生セクターの発展に尽力した結果といえよう」と、述べている。

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