雨季の大雨、農作物への影響懸念

カンボジア通信 No.22/40
5月31日版

カンボジアでは雨季が始まったが、今年はこれまでよりも多くの雨が降っており、各地で農地に洪水が発生している。カンボジア政府は、農家に対して注意と対策を呼びかけている。クメールタイムズ紙が報じた。

 同紙によると5月に始まった今年の雨季は、早い時期から雨量が多く、田植えの終わった水田が被害を受ける可能性が高いという。なかでも、シェムリアップ、ポーサット、バッタンバン、コンポンチュナン、コンポントム、プレイベン、カンダールのメコン川沿いの低地は水害の恐れがあり、ベン・サコン農業大臣は、溜まった水を排出するポンプの準備、洪水の被害を受けそうな水田からの稲の植え替えなどの対策を呼びかけたという。また、被害を受けた農家への支援準備も必要、と指摘している。

 同紙によると今年は、雨季が早く、各地の田植えの時期が遅くなった。また、多量の雨が続けば農作物の生育にも影響をするため、不作になる恐れもある。コメ以外にも、キュウリやスイカなどの農作物が被害を受けたとの報告がすでにあるという。






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