トランプ米大統領、国境紛争の停戦と関税交渉と結びつける
国境地帯で武力衝突を続けていたカンボジア、タイ両国は7月28日、マレーシアのクアラルンプールで停戦に合意した。クメールタイムズ紙によると、この和平交渉はマレーシアが仲介し、米国、中国が参加して共同開催された。
同紙によるとこの交渉以前に、トランプ米大統領は、カンボジアとタイの両国に軍事行動の即時停止を求めると同時に、この地域の平和を両国の貿易の安定性や関税交渉と結びつけて語った。トランプ米大統領は、「貿易を利用して平和を実現できるのなら、私にとって名誉だ」と述べた。
また、米国は8月1日より課すとしていた、タイ、カンボジア両国から米国に輸入される製品への関税措置について停戦が実現するまで延期する、としていたが、両国首脳が停戦に合意した28日、「担当者に交渉を再開するように指示した」と述べたという。米国はカンボジア産製品に対して当初の49%から引き下げた36%、タイ製品にも36%の関税を8月1日から課すことを発表しており、それぞれの国との間で交渉が続いていた。
原文:https://www.khmertimeskh.com/501727391/trump-links-border-ceasefire-to-trade-deals/