コロナワクチン、日本からの寄贈分が到着
カンボジア通信 No.21/55
2021年 7月 25日版
日本からカンボジアに寄贈される新型コロナワクチン約33万回分が7月24日、プノンペン国際空港に到着した。日本はカンボジアに対し、合計で100万回分のワクチンの寄贈を予定しており、そのほかの分も数週間のうちに運ばれるという。
在カンボジア日本国大使館によると、寄贈されたのは日本で生産したアストラゼネカ社のワクチン。「両国の長年の友好関係とカンボジアにおける感染状況を踏まえ」、100万回分の供与を決定した、としている。
クメールタイムズ紙によると、カンボジアはこれまでに寄付分、購入分を合わせて1800万回分のワクチンを入手した。そのうち620万回分はシノファーム、1050万回分はシノバック、65万6000回分はアストラゼネカとなっている。また、近く、米国が1回の接種で完了するジョンソンアンドジョンソンのワクチン100万回分を寄付する計画もある。
クメールタイムズ紙によると、今回のワクチン供与以外に、日本政府はこれまで新型コロナに関して5000万ドル余りの援助を実施した。その中には、医療器材の寄付や病院のリノベーション、国際機関を通して国境での感染予防策への支援などが含まれるという。さらにコロナ禍で経済的に影響を受けた人々への支援などとして約2億2700万ドルの融資が実施された。