カンボジアでデルタ株の感染者急増

カンボジア保健省によると、新型コロナのデルタ株による新規感染者が7月31日、8月1日の両日だけで109人確認され、急速な拡大が懸念されている。プノンペンポスト紙が報じた。

 同紙によると、7月31日には43人、8月1日には66人が確認され、ほとんどがタイから戻ってきた移民労働者だったという。

 8月1日にデルタ株による感染が確認されたのは、プノンペンが4人、シェムリアップが19人、オッドーミエンチェイが21人、バンテアイミエンチェイが3人、パイリンが15人、コンポンチャム、トボンクモン、コンポントム、バッタンバンでそれぞれ1人となっている。保健省は、66人のうち51人が移民労働者で、9人が保健医療関係者、1人がマレーシアからの旅行者だとしている。

 7月31日にデルタ株感染が確認された43人については、全員が移民労働者。オッドーミエンチェイで13人、パイリンで14人、シェムリアップが3人、プレイベンが2人、プノンペン、コンポンチャム、トボンクモンがそれぞれ1人となっている。

 カンボジア全土では8月2日までに78000人余りの感染が確認されている。新規感染者は、1日に1000人近くにまでなった7月初めのピーク時からは減少傾向にはあるものの緩やかで、デルタ株の急速な拡大が感染者を再び急増させる恐れもある。

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