カンボジア、プチュンバンの祝祭を中止
カンボジア通信 No.21/69
2021年9月23日版
カンボジア政府は9月23日、新型コロナの感染拡大を防止するために、プチュンバンの寺院めぐりや集まりを中止することを発表した。9月25日から適用された。プチュンバンは9月22日から10月5日までの期間で、そのうち10月5日から7日の連休は実施される。
プノンペンポスト紙などによると、フン・セン首相は9月23日に出した文書の中で、「新型コロナの感染を抑制し、学校が再開された今、国民の生命と健康を守り、近い将来、海外から人々を受け入れられるようにするため、カンボジア政府はプチュンバン祭りの祝いを中止することにした」と、述べた。
プチュンバンの期間には、人々が連れ立って複数の寺院をめぐり、供え物をするのが恒例となっている。今回の措置は、参拝客で寺院が混雑し、感染が拡大されることを防ぐためのものだ。
カンボジアでは9月24日までに107,441人が新型コロナに感染している。死者は2197人で、現在も5,000人以上が治療を受けている。一日の新規感染者数は800人前後で依然として減少傾向にはない。また、感染力が強いとされるデルタ株の拡大が懸念されている。