CMAC、沖縄の平和祈念資料館に調査団を派遣へ
カンボジア政府の地雷対策センター(CMAC)のヘン・ラタナ事務局長は6月10日、プノンペンで沖縄平和祈念資料館の専門家チームと会談し、9月に同資料館へCMACの職員を派遣することを発表した。博物館の運営を学ぶことが目的だという。
クメールタイムズ紙によると、沖縄のチームは、平和祈念資料館と不発弾液状化設備の会社からの専門家で構成された。ラタナ氏は、日本での研修プログラムについて、博物館の展示物の物質的な管理だけでなく、人材の能力向上も目的である、と語った。
CMACはシェムリアップ州にある平和博物館を運営している。クメールタイムズ紙によると、地雷除去の分野では初めてで、最大の歴史博物館。人々に地雷対策への理解を深めてもらうと同時に、地雷を含む戦闘や戦略などについて研究する拠点としての役割を担っているという。ラタナ氏は、「カンボジアにとって平和とは何かを理解する努力を続けなければならない」と語っている。