ASEANパラ競技大会が閉幕
カンボジア通信 No.23/42
6月 11日
プノンペンで6月2日から1週間にわたって開かれていたASEANパラ競技大会が、閉幕した。ASEAN各国から2,000人以上のアスリートが参加した。
クメールタイムズ紙によると、1週間の競技期間で14種の競技が実施された。最も多くのメダルを獲得したのはインドネシアで、金メダル158個、銀メダル148個、銅メダル95個だった。続いてタイで、金メダル126個、銀メダル109個、銅メダル94個だった。3位以降はベトナム、マレーシアなどと続き、開催国であるカンボジアは、金メダル9個、銀メダル18個、銅メダル44個で8位だった。
5月に実施されたASEAN競技大会(シーゲーム)と同様に、パラ競技大会もカンボジアにとって初めての開催となった。これらの競技大会は、アスリートが技を競い合うほかに、それぞれの開催国が国威を発揚する機会にもなっている。特に、7月に5年に1度の総選挙を控えたカンボジアでは、現フン・セン政権への求心力を高める効果もあったとみられる。