ASEAN外相会議でカンボジア外相「ASEANの団結に期待

カンボジアのソク・チェンダ・ソピア外相は725日にラオスの首都ビエンチャンで開幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議や関連会議に出席した。プノンペンポスト紙によると外相は、ASEAN共同体ビジョン2025を効果的に実施し、加盟国間の絆を強化するというコミットメントを再確認した。

ASEAN共同体ビジョン2025は、ASEANが政治的に、また安全保障上でも強靭な団結力を持って発展していくことなどを目指す2025年までの10年間の計画。この10年の発展を踏まえ、来年にはビジョン2045が策定される見込みだ。

同紙によると、ソク・チェンダ外相は同時に「東南アジア友好協力条約(TAC)」の重要性についても再確認をした。TACは、主権や領土の保全を相互に尊重することや、内政不干渉、紛争の平和的手段による解決などの基本原則を定めている。現在の加盟国はASEAN10カ国のほか、中国、インド、日本、パキスタン、ロシア、フランス、北朝鮮、アメリカ、欧州連合など28カ国・組織にのぼっている。外相は地域外の諸国による条約加盟への継続的な関心を歓迎し、フィンランド、ルクセンブルク、スペイン、メキシコ、アルジェリアの加盟を期待する、としている。



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