辞任のフン・セン首相、党首として政治指導を継続

カンボジア通信 No.23/56
7月 31日

カンボジアのフン・セン首相は8月22日付けで辞任をすると発表し、その後任には息子のフン・マネ氏が就くと見込まれている。クメールタイムズ紙によると、フン・セン首相は辞任後も、与党・カンボジア人民党の党首としてとどまるという。

同紙によるとフン・セン首相は、新首相と内閣の仕事に「干渉はしない」としているが、人民党の報道官は「フン・セン首相は党の役割を通じて、カンボジアに影響を持ち続ける」と述べた。

さらに報道官は、「確かに新政府の仕事には口出しはしないが、政府は党の政治綱領に従うことになる。したがって党の指導者は、党の政策が正しく実施されているかどうかを監視する権利を持っている」としている。

また、フン・セン首相は退任後、シハモニ国王から、国王の諮問機関である枢密院議長に任命される予定だという。


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